昨日は家を少し早く出たので、病院に予約の30分前に着きました。

心臓破りの坂をひーひーと登り、たどり着いた待合室で汗を拭いていたら
「ぞうぞー」と呼ばれて、休憩するまもなく練習でした。

診察室には
3羽の介護士さんが待ち構えていまして
私の姿を見ると一斉にバタバタと
「またきたーあの人だよ!」みたいに騒いでいるように見えます。
きっともう覚えられていますね。
だって、通い始めて2週間にもなるのですから。

しかし、そこはなんとか我慢していただき、
練習に入りました。
やはり保定がすぐにできないって言う弱点が克服されないのですが
昨日はなんとか三羽のお口にチューブを入れることに成功。

3羽ともそのうに空気が注入されて、休憩中、ボカーンとしていて気の毒でした。

その後、先生の勧めで本物のフードを注入することに挑戦しました。
相手を務めてくれたのは上級者といわれていたKUちゃんです。
(上級者コースと言われていますが、何故か私にはKUちゃんが一番やりやすい介護士さんなんです。)

KUちゃんはどういういきさつで先生のところにきたのが定かではないのですが
成鳥になってから病院で飼われるようになったみたいです。
最初に来たときは口の中に大きい膿みの塊があってご飯も食べられず衰弱していたそうです。
その後、メガバクテリアに感染していることがわかり、大変な治療をしたようですが
奇跡的に克服し、元気になってP君のお嫁さんになったとのこと。

荒鳥だったとは思えないほど先生になついています。
今はP君との赤ちゃんが期待されています。

KUちゃんはとても優しくて
保定ができればその後は口を開けて「チューブ入れていいよ」って感じに
私をリードしてくれる感じなんですね。
なので、私はKUちゃんが一番入れてあげやすかったので
この子で本物フードの挿入練習をさせてもらいました。

まず、フードをやわらかくお湯で溶きます。
そしてチューブの付いていないシリンジでそのフードを吸い取ります。

シリンジの先をティッシュで良くふき取る。
(これはチューブが滑って抜けてしなわない為、必須の作業)

そしてチューブをシリンジにセット。
外れないように奥までよく差し込みます。

最後に良く看護婦さんが注射器の空気を抜くための
ぴゅって液体を出すように、
チューブの先から余分なフードを出します。
これはちゃんとフードがチューブの中を通るかどうかの確認でもあります。

そして、できたフードのセットされたチューブつきシリンジを用意し
KUちゃんを保定し、右手でシリンジの押す部分に指を当てて
そのままの格好でチューブをKUちゃんの口の右から入れて
舌の上を通り、喉から向かって左側へ自然にチューブをゆっくり挿入します。
そして挿入が終ったところで、さっと、でも急激ではなくシリンジを押し
フードを注入。

注入したらその後はさっと、シリンジを抜きます。

このときの注意点。
1、胸とお腹は絶対に圧迫しない。
2、頭を20秒は固定できるように。
3、チューブがどこかに当たって入らない感覚があったら速やかに抜く。
4、Qはお腹のふくらみがあるので、その部分での圧迫を避けるために
  できるだけ立てた形に近くしてやる。

という感じでしょうか?
フードを注入するとき、少し力を入れて押しました。
はじめて最後までやってみて、また感動しましたが
これをQにできるかどうか、まだまだ不安を感じました。

先生は「Qちゃんが具合の良い日が続いているから、その間もうしばらく練習しましょう。
もっとスムーズにどの子でもできるようになれば、いいですね。」
と言ってくださいました。

私の課題はやはり保定がすぐにできないことですね。
首を押さえてるという基本的なことがまだ、確実にできていない。
鳥さんの安全のために一番大事な部分なので、これを確実にできるように
また頑張りたいと思います。