じいちゃん、心筋梗塞手術後5日目です。

今日から、ベッドから降りて
廊下を歩くリハビリを開始しました。
血管が詰っていたのですから、急激に動くとまだ危険とのこと。
少しずつ、歩き、血圧を測ってとかなり慎重なリハビリを指導されています。

点滴の付いた器具ごとゴロゴロと転がしながらの歩行。
足は転倒防止のスリッパ。
横にいる青い服の女性は看護学校の学生の研修生です(19才)

手前のピンクは若いけどベテランの看護士さんです。
研修生は目がくりくりっと大きくてとっても可愛い。
しかし、まだまだひよっこさんなので手つきもおぼつかなく、
じいちゃんに「背中自分でふけますか?」とか聞いてましたし
おしっこをちびってしまうじいちゃん、、、の世話はかなり難しいんじゃないかな。。。
と思いました。
研修生はピンクのベテランさんに厳しく色々と言いつけられていて
横で私もはらはらドキドキしてしまいます。
重症患者のお世話だから慎重にしないといけないんでしょうね。
やはり、自宅で老人と一緒に暮らしていないと
もうこの歳では背中に手を回すのも大変だとか、
パジャマをはくときどこかにすがらないといけないとか
おしっこは急に行きたくなるとかということは、わからないと思います。
じいちゃんの世話で、なにか彼女に身になることがあればいいですね。

頑張れ!研修生!
ガンバレ!じいちゃん!


お腹もすっきりしてご機嫌なQ姫です。



Qは本当は10月2日に抜水の予定でした。

ところがじいちゃんの心筋梗塞事件が起きてしまった次の日に
急にお腹の腫れが酷くなってしまいました。

ただ、体重が増えても元気さは変わらず、
のう胞の位置が胸を圧迫していないのか
呼吸の荒さは起きていませんでした。

しかし、この状態は、じっくり観察してあげて少しの変化でもあれば
病院に駆け込んで抜水する状態。
じいちゃんの病院にも行かなくてはならない私はとっても悩みました。

じいちゃん入院2日目は集中治療室で完全看護。
「Qの病院は今行くしかない。ここでQとじいちゃんが重なれば
大変なことになる」と思い、
急ぎ鳥の病院に電話して夜間診察に入れていただきました。

途中でじいちゃんの急変があった場合、私の携帯に電話が入ることになっていました。
鳥の病院に行き着くかなり前に電話があれば、Qを連れたままじいちゃんの病院へ。
鳥の病院についた後、電話があれば、先生にお願いして
Qをそのまま入院させてもらうと心に決めて出発しました。

幸い、じいちゃんの急変は無く、色んなものに感謝しました。

先生に事情を話し、もう少しQも頑張れそうでしたが
急変したときに駆け込めないことを避けるために
早めに抜水をしましょうと、施術を行っていただきました。

今回も5CCの透明な水が抜けました。
Qも、あまり抵抗せずにすんなりうまく抜けたようでした。

薬も2週間分、利尿剤の強いもの、普通程度のもの、を強いホルモン剤にあわせた2種類を
頂いてきました。
なんとか、じいちゃんの調子が完全になるまでQにも頑張ってほしいと思います。

私も気を抜かないで、Qの様子を病院から帰ってくる細切れの時間で観察して
対応して行こうと思います。


皆さん御心配おかけしました。

鉄とQのじいちゃんは、急性心筋梗塞で緊急手術を行いましたが
予後の経過も順調で今日、普通病室へ移動できました。

木曜日はQのお腹の水を診せに病院に行ってきましたが
先生と「あと1週間頑張りましょう」ということになって
抜水を1週間後と決めて帰ってきました。

そして、次の日の金曜日の夕方、じいちゃん事件が起きました。
だいたい普段から、病院の検査などもよく行っていて
「どこも悪いところは無い」というのが口癖で、足がよぼよぼしている以外は元気だったじいちゃん。

それが夕方、突然の
冷や汗、吐き気、胸の締め付けられるような痛みに
いつになく弱気な感じで「具合悪い」と私に言いました。

風邪かと思い、体温を計らせると34.2??.  34??と一瞬表示され
その後はエラー表示になり体温が計れず
手を触ると確かに冷たく湿っぽいのです。
一瞬、母が亡くなったときのことを思い出しました。

「胸が痛かった」という言葉にやはりただ事じゃないと思い、
近くの夜間診療に電話したところ
「大きい循環器系のある病院に行ったほうがよい、
昭和病院がいいですよ」とタクシーで10分くらいの大きい病院を紹介されました。
ここは息子の喘息でも救急で行った事もある慣れた病院で
すぐに電話したところ、その日は救急患者が多いようでなかなか電話が繋がらず
あせりました。
じいちゃんに着替えをさせながら、私は電話をかけ続け
やっと繋がった受付に事情を説明したら
「すぐに来てください」とのこと。

「胸の痛みは一番強い時が10としたら今はいくつですか?」という質問に
後ろで寝ているはずのじいちゃんを振り向いてみると!!!
な、なーんとタバコすっておるんです。
「タバコ今駄目だよー!」と叱り上げていたら
仕事中のだんなが2階から降りてきて
「あれ、おじいちゃん顔が真っ白だ。
きっとタバコすったら落ち着くと思ったんですよねー」とかなんとか
タバコをすったじいちゃんの肩を持っていました。
まあ、いいやとタクシーを呼んで急遽病院へ。

到着するとすぐに、レントゲン、心電図と検査が進み「急性心筋梗塞」の診断。
え???心筋梗塞??
えーーーーーそ、そんなーと
すんごいショックが走りました。

血管に管を通すカテーテルも静脈瘤の大きいのがあるせいで命の危険があると言われ
どよよーーんとなってしまい、
あわてて妹に知らせましたが、病院まで後30分はかかるとのこと。

先生に「あともうちょっと手術始めるの待っていただけませんか?
危険なものなら、妹の顔を見せてやりたいんですが」というと
先生が「冠状脈の血管が詰まっていてこのままでは死亡です。
10分も待てません」とますます、ビビッてしまう話でした。
そして緊急手術を行いました。

妹もかけつけて、二人で、はあーーーっと待合室で暗くなってしまいました。

手術室に入った時に看護士さんから渡された父のカバン。
妹と、中を覗いてみたら、、、、、、
入ってました!タバコセット。
まったく!!言うことを聞かない父でした。

2時間くらいかかって終った手術。
先生の話は難しいものでしたが、命をとりとめたことは幸いでした
先生の話ですと、胸の痛みを感じた後、6時間以内にこの手術をしないと
命をなくしていたとのことでした。

私が、あの時「今日はゆっくり寝て明日の朝病院に行こうね」とか
Qの病院に行っていて、父が風邪ぐらいに思って1階で寝てしまっていたらと思うと
ぞっとします。

でも、父は先生が危険というほど胸を痛そうにはしていませんでした。
それを、軽いものとして油断してたら大変です。
私も妹も、心筋梗塞というものはもっと痛みがあると思っていたので
救急車にも乗らず
タクシーに乗ってきて、タバコまで隠し持っていた父の様子に油断するところでした。
(先生に後で救急車で来なかったことを叱られました。
それほど緊急だったみたいです。。。とほほ)

集中治療室に4日間、その間吐血もありました。
これは胃カメラの結果、食道が何かの刺激で切れての出血。
また、胃カメラ胃潰瘍が発見されました。

しかし、今日から普通病室に移れるところまで体調は回復しました。
大好きな本も読んでいいとの許可も出ました。
明日から歩くリハビリが始まるそうです。

20日くらいで退院も可能で
自宅で普通に生活できるようになるといわれていますが
私も今回は下の世話もしています。
父も年老いたなあ、、、と少し寂しいですが
もう私の親は一人しかいないので、頑張って親孝行したいと思います。