Qの病歴と今までの経過
Q(セキセイインコ)8歳の病歴をまとめてみたいと思います。
同じ病気(嚢胞性卵巣疾患)で闘っている飼い主さんに少しでもお役に立てますように。
また、この病気のことで情報などありましたら教えていただけるとすごくうれしいです。
2000.06/09 雛で西武デパートペットショップよりお迎え
2000.06/20 浦和の病院に健康診断に行く
そのうにカビ 投薬(1週間で完治)
11月 壁紙をかじって急性中毒(吐き気、食欲不振) 投薬
12月 食欲不振で通院
肝臓の数値が悪い(胸に少し黒い羽があった)
尿に淡白(腎臓か弱い?)
ホルモン異常が疑われるので漢方薬処方
(メスなのに鼻が青い為、将来ホルモン関係の病気になる可能性があると
このとき言われました。この先生すごいです。)
2001.1月 時々、ケホケホとむせこむ症状が出始めた
換羽の始まる時に重なる、始まった時に通院したら
肝臓の数値がすごく悪かった)
↓ 肝臓、腎臓の漢方薬継続
2003.5月 引越しの為、近くにできたN病院に転院
この頃、発情期が終わると足に吐き戻しては食べるということを
1ヶ月くらい継続する症状が年に1回か2回現れる
発情を抑えることと肥満が課題
ホルモン異常が見られ、脚の爪ももろく弱い
発情を抑えるのにホルモン剤は使用できないと言われた
肥満 52g(えさ調整 → 粟2 ヒエ7 キビ1)
肝臓の数値が悪く、肝臓の薬を出されていた(漢方系)
2004.11月 卵 1個産む(正常卵)
2005.11月 卵 1個産む(正常卵)
この後も、肝臓の漢方を投薬継続太ったり痩せたりを繰り返す
2006.08/20 頃から体調崩す お尻に糞がつき、糞も水っぽい
小食で脚に吐き戻しをはじめ一気に体重が落ちる(52→43)
緑の糞になり食欲なくなる
mixiで教えてもらったGの病院で診察(急性肝不全との診断)
約3週間の入院
2007.07/08 体重は38gを1年キープしていたのが、45gになっていた
お尻に糞がつきやすくなり、お尻に何かできていて診察
脂肪の塊でこのままかヘルニアになるかもとの診断
(乳酸菌と肝臓の薬を水に飲ませることを続けている)
(青菜を食べると異常に発情するので青菜はやらずにビタミンを水に溶かす)
2007.10/04 セカンドオピニオンを求めて恵比寿の病院にて健康診断
ダイエットの指導を受ける
10/18の予約をして帰る
↓
指導の結果、体重は順調に落ちて42.5gから38.5gになった
2007.10/17 突然、ご飯を食べられなくなり、声が出ない状態に
恵比寿が休診の為、Gの病院に駆け込む
そのまま入院となる
全体的には原因不明だが、やはり肝臓の機能低下が原因ではないかとのこと
入院して最初の2日間は吐いていたらしい
2007.11/06 退院(20日間入院して体重37gに近くなる)
2007.11/11 再入院(5日間自宅療養していたが体重が35gに落ち込んだため)
2007.11/18 退院(7日間入院)
少しずつ平常に戻っていった
2008.02/20 体重42gに増えたため、診察
発情が激しく、足に吐き戻して食べるしぐさを繰り返していた
2008.04/27 渦巻状の糞が出始めたため診察
1週間前から発情が酷く、ケージの紙をかじったり、チュウチュウ言っていた
尻尾が何かに当たると嫌らしく「ギャッ」としきりに言って気にしていた
Gの先生「太り過ぎると、こういった糞をする場合があるので問題ない」とのこと
太り過ぎないようにするように言われた
2008.04/30 前夜、放鳥時間に出てこなかった。
昼間、元気そうにしていたが急に膨らんで、いきんで出した小さい糞に
血の混じった粘液が一緒に出て、肛門に真っ赤な血が滲んでいた
その後すぐ食べられなくなり、Gの病院に入院
触診で3日前に無かった、フニャっとした物がお腹にあると言われた
入院中にX線とエコーの検査
2008.05/10 10日間入院後退院
Gの先生診断
「嚢胞性卵巣疾患」の疑い
(卵巣のう胞、卵巣腺腫)ではないか?
腸の上に1.5cmくらいの丸い水がたまってX線写真に透明な部分がある
ぶどう状ののう胞も見られる
胃が押されている可能性あり
悪化すると呼吸困難、体内破裂で窒息、食欲減退などが起こる
針で水を抜く方法は鳥に負担が大きいので、卵巣摘出手術をした方が良いとの意見
今の体力があるうちに手術した方がいい 成功率7割から8割
1回の手術で取りきれなくて、再手術する可能性もあり
2008.06/01 診察
のう胞は良くも悪くもなっていないが
右足をかばうしぐさが見られるのと、お腹が出てきているので
病気の進行が考えられるとのこと
早めの手術をすすめられる
2008.6/4 状態
1時間寝て、餌をしばらく食べて水を飲んでまた1時間寝るという状態。
激しい換羽が終りかけていて、少し食欲が戻ってきた。
脚をかばう様子が減ったように思える。
お尻が濡れていることが多い。
朝は糞が御尻に団子になってついている。
2008.6/5 前日まで、おしゃべりが皆無になっていたが
朝から一人でおしゃべりをしている。
目を開けて起きてる時間が多い。
脚をかばっていないようだ。
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治療 ホルモン剤を水に溶いて自由飲水
プラケースで30度の設定で生活
発情防止のため、日照時間調整
(遮光カーテンを設置し、明るい時間は8時間)
食事 粟穂とカナリーシードを一番たくさん食べている。
ラウディブッシュのメンテナンス(KAYTEEのRXを混ぜて)
オーツムギ、混合餌、
メシマコブをペレットに混ぜてやっている。
青菜は発情してしまう為、あげてないのでビタミン剤を水に混ぜている。
2008.6/7 転院(以前セカンドオピニオンを求めた恵比寿の病院へ)
新しい病院への希望。
手術はしないで、病気が進行してもそれを受け入れて介護していく。
手術しないで自宅介護。
そのためには、今後どのようにしたら良いか?
苦痛を減らしてやりたい。
Gの病院の先生の話だと、手術をしないと最期は相当苦痛を伴うとのこと。
結果、
こちらの希望の治療方針を受け入れてもらい手術をしないで現実を受け入れていく方法を取ることに。
自宅介護のため、強制給餌の練習を開始することになった。
(1ヶ月ほど病院に通い、なんとかできるようになった)
2009年3月現在
現在、ホルモン剤と利尿剤、肝臓疾患の漢方を服用。
食事は肝臓用ペレットALとシード、粟穂。
発情防止のため青菜は抜き。
8時間起きていて16時間睡眠のサイクルを継続。
昨年8月から何度も針による抜水を行ってきた。
一度腹膜炎になり、消炎剤などにより治療。
現在、残念ながら嚢胞性卵巣疾患の症状は進み、奥ののう胞が大きくなった為
抜水を行ってもお腹がへこむことはなくなったが
幸い、「のう胞」は外へ押し出す形となっているため呼吸の圧迫が少ない。
現在、約3週間ごとに抜水を行っている。
生活は腹部が破裂することを避ける為、放鳥は禁止。
プラケースでの生活。
体内での「のう胞破裂による窒息での落鳥」の危険性は避けられないため、
極力体を打たないように、また転ばないように注意。
体重が53近くなった時点が抜水の目安としている。
腹部は張り出していて見た目可哀想であるが、食欲も旺盛で消化も良く
肝臓の機能も低下していない。
腹部のふくらみさえなければ、羽の艶もよく、脂肪もついておらず、
今までで一番良い状態に見える。
現在の病院での薬が合っていることと、肝臓用ペレットを主食としているために
良い状態が保たれていると思われる。
Qちゃん、このまま、お水を抜きながらも元気で長生きして欲しいと切に願っています。
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